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世界を裏から見てみよう

元旅行会社の社員が安く旅行に行く方法、おすすめの旅行先などを書いていくブログです。得意なエリアは地元名古屋、10回以上旅行している沖縄、旅行会社時代に担当していた福岡です。

映画『海賊とよばれた男』を原作大好きな人が見た感想

本・映画・テレビ

みなさんこんにちは。リュウジです。

いつもは旅行のことを記事にしているのですが、先日海賊とよばれた男という映画を見てきたので今回はこの映画について紹介したいと思います。

今年買ってよかったもの7選【感動した旅行先・本・映画】の記事でも書いたのですが私は海賊とよばれたが大好きで小説を5回以上読んでいますし、漫画も何度も読んでいます。そんな立場から今回の映画がどんなものだったのか感想を述べていこうと思います。

※感想にはネタバレを含みますのでネタバレが嫌な方は読まない方がいいかと思います。

 

海賊とよばれた男のあらすじ

945年(昭和20年)8月15日。世界中を敵に回した、日本の戦争は終わった。東京をはじめとした主要都市は徹底的に爆撃されて瓦礫の山となり、海外資産のすべてを失って莫大な賠償金が課せられようとしていた。これから日本はどうなっていくのだろうかと、全員が途方に暮れて失意に包まれているとき、毅然と店員を集めて話す男がいた。国岡商会の国岡鐡造店主である。

わずかに残った店員を前に、鐡造は「愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。亡国の声である」「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからと言って、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」と訓示を述べた。だが、失望から立ち直り武者震いする店員たちに、売るべき商品「石油」がそもそもないという現実が襲いかかる。「店主、このままでは、国岡商店は潰れます。涙を呑んで人員整理を」という進言に、鐡造は「馘首はならん!」と解雇を断固拒否する。戦後、住処も食糧事情もままならない情勢下で、日本の復興に向かって闘う男たちの物語が始まった。

 

原作と映画の相違点

海賊とよばれた男は上映時間145分と映画の中でも長めですが、原作ファンの目から見るとかなりカットされている部分がありました。まず主要な登場人物では2代目社長の正明、イラク首相のモサデクなどが登場していないですし、若い時代のエピソードや徳山製油所の製造などの日章丸事件以降のエピソードは大幅カットになっています。

また個人的に一番残念だったのが、国岡商店の恩人とも言える日田重太郎との出会いや会話のエピソードが大幅カットされていたところです。時間の都合上仕方がないのかもしれないですが、ここは個人的には大好きなシーンなのでぜひ入れてほしかったです。

 

役者さんの演技は素晴らしかった

原作からはカットされている部分がありますが、それでも映画としてはとてもよかったなというのが全体的な感想です。その満足感を支えてくれているのが役者さんたちの素晴らしい演技で特に国岡鐵造役の岡田准一さん、東雲忠司役の吉岡秀隆さん、甲賀治作役の小林薫さんの演技は自分の思い描いていたイメージにぴったりとはまる素晴らしいものだったなと思います。

国岡鐵造の部下に対する愛に関してはカットされていた部分があったにも関わらずそれを感じさせてくれたのは岡田准一さんの素晴らしい演技があってこそ感じられたと思います。

 

やっぱり原作を読んでほしい

映画自体は本当に素晴らしいできだったのですが、原作ファンからすると映画で興味を持ったのであればぜひ原作を読んでほしいなと思いました。先ほどから書いていますが、原作には映画に登場していない人物も登場しますしカットされていた素晴らしい場面もたくさんあります。

小説が好きな人は小説で、小説が苦手だという人は漫画でより深い『海賊とよばれた男』を知るとこの物語の本当の良さがわかりますよ。

 

ここまで『海賊とよばれた男』を紹介してきましたが驚くべきことにこれは実話をもとにして書かれており、そのモデルとなっているのは出光興産の創業者出光佐三さんだということです。今身近な企業として知られている出光にそんな歴史があったんだということを知ると、今の日本の状況や出光佐三という人物のすごさがよりわかってきます。感動必死の『海賊とよばれた男』は一度読んだり、映画を見ても損はないと思います。