みなさんこんにちは。元旅行会社社員のリュウジです。
先日関ジャニ∞の札幌でのコンサート時大雪での飛行機欠航がニュースになりましたね。
夏は台風、冬は大雪、他にも地震や災害など様々な理由で飛行機が欠航になるのですが、飛行機が実際に欠航するという体験はなかなかすることがないので、その時の対処方法というのは混乱するかと思います。
今回はそんな時のために飛行機が欠航した時にまずするべきことというのを旅行会社時代の経験から紹介させていただきます。
行きの飛行機が欠航した時
まず目的地に行く飛行機が欠航した時のシチュエーションから説明します。
1.欠航の情報は航空会社のホームページでチェックする
2.航空会社、旅行会社に電話する、できれば直接空港に行く
3.ホテルに事情を説明する
出発時に飛行機が欠航しそうな時はこの手順で対応します。まず1番はじめにすることとしては欠航情報の確認です。旅行会社でも確認できますが、営業時間外だったり回線がパンクしていることがあるので航空会社のホームページで欠航情報を確認しましょう。
欠航の情報が確認できたら航空機の振替の手続きを行います。これは航空会社のコールセンターや旅行会社で行える他空港のカウンターでも行うことができます。電話がつながればそれが1番早いのですが、飛行機欠航時は電話がつながらないことがよくあるのでつながらない場合に備えて空港のカウンターにも並んでおくとよりよいです。
ちなみに飛行機の欠航するかどうか微妙な時は空港に行きましょう。もし飛行機が飛んだ場合はキャンセル料は戻りませんので注意が必要です。
そして最後に乗る飛行機が決まって翌日出発になったり時間が遅れることになったらホテルに電話して事情を説明しましょう。ホテル側はこういう事態には慣れているので事情を説明すればそれに合った対応をしてくれます。
帰りの飛行機が欠航した時
続いては帰りの飛行機が欠航してしまった時の対処方法を説明します。
1.欠航の情報は航空会社のホームページでチェックする
2.ホテルに事情を説明してその日の宿泊を確保しておく
3.航空会社、旅行会社に電話する、できれば直接空港に行く
基本的には行きの時と同じなのですが、場合によっては1日中飛行機が欠航になったり人数の関係でその日に帰れなかったりすることがあります。その事態に備えホテルをチェックアウトする前にホテルの人に事情を話し、帰れなかった場合は宿泊したい旨を告げておきましょう。
チェックアウトしてしまった場合でも前日に宿泊していたホテルに事情を説明するのが1番簡単で楽です。事情があって前日に宿泊したホテルに泊まれない場合は自分で宿を探すことになります。旅行会社のパッケージツアーの場合は旅行会社に電話すればホテルを探すことを手伝ってくれますので、そのような場合はまず旅行会社に連絡しましょう。
飛行機の欠航で延泊した場合の宿泊代はどうなる?
旅行会社のパッケージツアーで予約していて帰りの飛行機が欠航になった場合1日延泊した分の宿泊代はどうなるのという疑問を旅行会社時代よく受けました。結論からいうとその宿泊代についてはお客さん負担となります。
旅行会社は旅行業約款というお客さんと旅行の契約を結ぶ際に基準になる規約があるのですが、そこに悪天候で飛行機が欠航になり延泊した場合はお客さんの負担になるという旨の文章が記載されており、その文章が記載された旅行条件書というものを事前に郵送またはメールにて送っています。
正直このあたりではお客さんともめることがよくありましたが、旅行会社としても悪天候の補償については自分たちに非がないので補償ができません。その場合は運が悪かったと思ってあきらめましょう。
料金の払い戻しはどうするの?
料金の払い戻しについては基本的に予約をした先で行います。例えば旅行会社のパッケージツアーで予約した場合は旅行会社で全て払い戻しの手続きをしますし、航空券をANA、ホテルをじゃらんで予約した場合はANAとじゃらんにて払い戻しを行います。
ただしじゃらんなどのサイトでホテルを予約してWeb画面でキャンセルしてしまうとキャンセル料が請求される手続きを踏まれてしまう事があるので、その場合は予約サイトのコールセンターかホテルに直接連絡して事情を説明しましょう。
悪天候でのキャンセルについては原則全額払い戻しになるので、その対応はしっかり行うようにしましょう。
以上が台風や大雪で飛行機が欠航になった時の対処方法です。
もしそのようなケースになったらまず落ち着いて旅行会社や航空会社、ホテルに事情を説明することが1番大切です。彼らはこのような事態には慣れていますので、しっかりと指示に従ってしっかりと手続きを終わらせましょう。