みなさんこんにちは。元旅行会社社員で現旅行ライターのリュウジです。
今回もみなさんにとって有益な旅行情報をお届けしていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマですが、先日発表された2016年10月の旅行会社の旅行取扱額ランキングについてです。
JTB、H.I.S、楽天トラベルなど主要な旅行会社50社が対象とされており、国内旅行、海外旅行、訪日旅行の3ジャンルに分かれて発表されました。
今回は各分野での上位5社について紹介と解説をさせていただきます。
それではよろしくお願いいたします。
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国内旅行の旅行取扱額ランキング
1位:JTB
2位:楽天トラベル
3位:近畿日本ツーリスト
4位:日本旅行
5位:ANAセールス
ランキングとしてはこのような形となりました。
5位のANAセールスはあまりなじみがないかもしれませんが、主に旅行会社に商品を卸している会社です。
そのため別の旅行会社を利用したと思っていても、実はANAセールスの商品だったということはよくあります。
取扱額ではJTBがまだまだ圧倒的ですが、伸びがすごいのは楽天トラベル。
ここ1年毎月前年比に対してプラスになっているため、今後も成長を続ければJTBを抜き去る日がくるかもしれませんね。
海外旅行取扱額ランキング
1位:JTB
2位:H.I.S
3位:阪急交通社
4位:近畿日本ツーリスト
5位:日本旅行
こちらも1位はJTB。2位にはH.I.Sが食い込んでいます。
月によってはH.I.SがJTBを追い抜きそうな月もあるので、いずれH.I.SがJTBを抜く月は出てくるのではないかと思います。
特に今年の1月はH.I.Sが初夢セールでかなり大規模な展開をしているので、抜く可能性はあるのではないかと個人的には思っています。
全体的に見るとランキング上位の会社はかなり取扱額を減らしていることがわかります。
特に新聞広告が主力の阪急交通社の落ち込みはかなりひどく、今後の対策が見ものです。
海外旅行についてはLCCの台頭もあり、旅行会社の売上が減ってきていますので、根本的にビジネスを見直すきっかけになるかもしれません。
訪日旅行取扱額ランキング
1位:JTB
2位:日本旅行
3位:H.I.S
4位:近畿日本ツーリスト
5位:東武トップツアーズ
6位:楽天トラベル
訪日旅行については東武トップツアーズが初の5位にランクインを果たしました。
この分野については市場自体が伸びている影響もあって、各社数字を伸ばしています。
訪日旅行にはAirbnbなども絡んできますが、今後伸びる見込みのある市場なので、ここで売上をどれだけ伸ばせるかが今後の旅行会社のカギになります。
訪日旅行については各社力を入れていくと思いますので、今後どのような動きがあるか注目したいですね。
こちらが2016年10月の旅行取扱額ランキングです。旅行業界全体で見ても5か月連続で前年比を割るというかなり厳しい結果になっています。
今は個人手配が増えてきているため、旅行会社の出番はなかなかないのかもしれませんが、元々旅行会社にいた人間としてはもう少し何か工夫ができないかなと思っています。
旅行会社のランキングについては今後も取り上げていこうと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。