こんにちは。リュウジと申します。
みなさんは有川浩さんという作家さんをご存知でしょうか?
映画化された図書館戦争、阪急電車、植物図鑑やドラマ化された三匹のおっさん、空飛ぶ広報室などの代表作を持つ大人気の作家さんです。
私は図書館戦争から入って有川浩さんの作品にはまり、その後全作品を読むに至りました。
今回はそんな有川浩大好きな私が、おすすめの小説をランキング形式で紹介していきます。
個人の主観はめちゃくちゃ入っていますが、どの作品も本当におすすめなので、有川浩さんに興味を持った人はぜひ読んでみてください。
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目次
こんな人に有川浩さんの作品はおすすめ
・読書初心者だけど、小説を読むことにチャレンジしてみたい
・短時間でサラッと読める小説を探している
・登場人物に感情移入できる小説が好き
・感動できる青春小説が読みたい
・胸キュンな恋愛小説が読みたい
10位:植物図鑑
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子ですー。
思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。
道端でイケメンを拾うという、ぶっとんだ設定からスタートする恋愛小説『植物図鑑』
2016年には映画化もされた人気作で、2人の甘酸っぱい恋愛模様は読んでいてキュンキュンすること間違いなしの作品です。
また道端に生えている野草レシピがなんとも実用的で、読んでいるだけでとっても美味しそう。
大人版少女漫画のようなストーリーなので、ときめき好きの女性に特におすすめの作品です。
9位:塩の街
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。
世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だがー「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。
有川浩さんのデビュー作『塩の街』
各地に落ちた塩の結晶の影響で、世界中に塩化が進み、いずれ皆塩によって死んでしまうという世界の中、人々はどう生きていくのか。
そしてその中で愛の力は世界を救うことができるのか。
有川浩作品には珍しく硬派な男らしい主人公の行動に注目です。
8位:図書館戦争
2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。
名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。
有川浩さんの代表作『図書館戦争』
アニメ化、映画化と様々な場所で話題になっている作品ですが、その根幹となっているのは自由を守るために戦うという信念。
アクションシーンも面白いですが、恋愛模様などの人間関係も面白いです。
文章も軽く読みやすいので、有川浩作品の導入としてはおすすめの作品です。
7位:空飛ぶ広報室
不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。
そして美人TVディレクターと出会い…。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。
綾野剛さん、新垣結衣さん主演でドラマ化もした『空飛ぶ広報室』
不慮の事故に巻き込まれて、夢だったパイロットをあきらめざるをえなくなった主人公が、新たな場所で自分の居場所を見つけるストーリーがとても素敵。
有川浩作品らしく非常に読みやすい上、綺麗な結末を迎えます。
6位:別冊図書館戦争2
“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えたー「…大学の頃、かな」。
未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾。
8位で紹介した図書館戦争シリーズの番外編『別冊図書館戦争2』
脇役キャラのストーリーがメインとなっていて、個人的には図書館戦争シリーズの中で1番好きな作品です。
図書館戦争シリーズは全6作から成りますが、どの話も読みやすく最後まで飽きないのでぜひ読んでもらいたいですね。
5位:三匹のおっさん
「俺たちのことはジジイと呼ぶな。-おっさんと呼べ」還暦を迎えた、かつての悪ガキ三人組が、私設自警団を結成した。
剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。ゆすり、たかりに悪徳詐欺、卑劣な痴漢に動物虐待…。キヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗の高校生コンビも加わって、町内の悪を成敗する!“三匹”の活躍に胸がすく痛快活劇小説。シリーズ第一弾。
コミカルな展開が面白い『三匹のおっさん』
ご近所で起こる小さなトラブルを三匹のおっさんが解決していくストーリーですが、話はリアルでありながらその対応は爽快。
自分が年をとったらこんな風に生きたいなと思える作品です。
4位:県庁おもてなし課
とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐ーどうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?
悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。地方と恋をカラフルに描く観光エンタテインメント。
高知出身の有川浩さんが高知の観光について描いた『県庁おもてなし課』
この本を読んだ後は必ず高知に行きたくなると思うほど、高知の魅力がたくさん描かれています。
実際高知県は食事が美味しく、一度行ったらまた行きたくなる旅行先です。
小説の物語を楽しみながら高知の魅力を知ることができる、2度おいしい小説ですね。
3位:フリーター、家を買う
就職先を3カ月で辞めて以来、自堕落気侭に親の臑を齧って暮らす“甘ったれ”25歳が、母親の病を機に一念発起。バイトに精を出し、職探しに、大切な人を救うために、奔走する。
本当にやりたい仕事って?やり甲斐って?自問しながら主人公が成長する過程と、壊れかけた家族の再生を描く、愛と勇気と希望が結晶となったベストセラー長篇小説。
家族のために一念発起した主人公を描く『フリーター、家を買う』
現代でも仕事で悩む人は多いと思いますが、この小説を読んでいると仕事をもっと頑張ろうと思える作品です。
仕事や家族との触れ合いを通じて成長していく主人公に勇気づけられたいという人は、ぜひ読んでみてください。
2位:シアター!
小劇団「シアターフラッグ」-ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。
司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。
劇団員の生活をリアルに描いた作品『シアター!』
劇団員出身で俳優として活躍している人はたくさんいますが、その裏では何百倍もの人が悩み苦しんでいるんだなとこの作品を通じて感じられます。
劇団とお金というなかなか取り上げられないテーマを、コミカルかつ感動的に描く有川浩作品の中でもイチオシの作品です。
1位:キケン
ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称「キケン」。部長・上野、副部長・大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。
これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。
理系学生の青春を描いた作品『キケン』が私の中での第一位です。
エネルギーがありあまっている大学生という時期に、全力で青春を謳歌する主人公たち対して、時には笑い、時には感動する名作。
こんな学生生活を送りたいなと思いながら読み進めると、最後には感動の嵐が待っています。
私はあまり小説では泣かないのですが、この作品は何度読み返しても泣ける作品なので、ぜひ色々な人に読んでもらいたいです。
以上有川浩おすすめ小説ランキング!全作を読んだ筆者が選ぶイチオシ作品とは?でした。
どの作品もとてもおすすめですが、上位3作品については個人的にもかなり思い入れのある作品で、本当におすすめです。
読書初心者の人でも気軽に読めますので、有川浩作品にぜひチャレンジしてみてください♪
普段は旅行の記事を書いています。よろしければこちらもどうぞ。